鉄くず(金属ごみ)の捨て方5選【無料の処分方法や買取のポイントも】
Cさん
鉄くずの捨て方を知りたいな。
使わなくなったバーベキューコンロ・壊れた自転車とか、
いらないものがたくさんあるんだよね。
DIYで使ったペンキの缶はどうやって捨てたらいいんだろう。
金属ごみをたくさん集めたら、スクラップ業者に売れるのかな。
この記事では、鉄くず(金属ごみ)の捨て方がわからない方のお悩みを解決します。
鉄くずといっても、鉄だけではなくアルミや銅など、金属の種類はさまざまです。
また、ペンキや油などが入っていた缶、錆びた金属など、処分に悩むものが多いのも金属ごみの特徴でしょう。
結論、鉄くずは自治体の粗大ごみ収集を利用するか、自治体の許可を受けた不用品回収業者など専門の業者に引き取ってもらうことをおすすめします。
なぜなら、自治体のルールに従って、適切にごみを処分してくれるからです。
目次
鉄くず(金属ごみ)の正しい捨て方5選【無料の処分方法や買取のポイントも】
パンダ回収隊長
普通ごみとして自治体のルールに従って処分する
鉄くずの正しい捨て方の1つ目は、普通ごみとして自治体のルールに従って処分することです。
一般の家庭から出た空き缶や釘、ネジなどの小さな鉄くずは、自治体の金属ごみとして処分ができます。お住まいの自治体のルールに従って、適切に処分しましょう。
しかしながら、同じごみでもオフィスから出たごみは、事業ごみです。
家庭ごみの集積所には出せないので、適切に処分してください。
自治体が提供する粗大ごみ収集サービスを利用する
鉄くずの正しい捨て方の2つ目は、自治体が提供する粗大ごみ収集サービスを利用することです。
自治体の粗大ごみ回収の方法を2通り紹介します。
自治体での粗大ごみとして回収してもらう:事前確認が必要
自治体の粗大ごみ回収の方法1つ目は、自治体での粗大ごみとして回収してもらうことです。
粗大ごみの出し方は、お住まいの市町村区によって方法が異なります。
前もって自治体に確認しましょう。
ごみ処理施設へ直接持ち込む:持ち込み可能な量や時間帯に制限がある
自治体の粗大ごみ回収の方法2つ目は、ごみ処理施設へ直接持ち込むことです。
自治体によっては事前連絡なしに持ち込みが可能ですが、持ち込み可能な量や時間帯に制限があります。
事前に確認してから、ルールを守って持ち込みましょう。
リサイクルショップに持ち込んだり、フリマアプリに出品したりして買い取ってもらう
鉄くずの正しい捨て方の3つ目は、リサイクルショップに持ち込んだり、フリマアプリに出品したりして買い取ってもらうことです。
不要なものも、未使用品だったり、まだ使えるものだったりすれば、中古品として買い取ってもらえる可能性があります。
ごみとして処分するより費用がかかりませんし、何より環境に負担をかけずに手放すことができます。
金属を買い取る業者に持ち込んで、買い取ってもらう
鉄くずの正しい捨て方の4つ目は、金属を買い取る業者に持ち込んで、買い取ってもらうことです。
スクラップ業者などに持ち込めば、買い取ってもらえる可能性があります。
ただし、ある程度まとまった量の金属が必要だったり、不純物を含んだ金属は断られたりするので、事前に確認が必要です。
【推奨】不用品回収業者に引き取ってもらう
鉄くずの正しい捨て方の5つ目は、不用品回収業者に引き取ってもらうことです。
不用品回収業者は、鉄くずだけではなく、他のごみの回収もまとめて引き受けてくれます。事前の準備は不要です。
必ず、自治体の認可を受けた不用品回収業者を選びましょう。
鉄くずだけではなく、他にも処分したいものが多くある方には、不用品回収業者をおすすめします。
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パンダ回収隊長
大きい鍋や包丁など金属製のキッチングッズ
大きい鍋や包丁など金属製のキッチングッズは、普通ごみとして回収してもらえます。
ただし、まだ使えるならば、知人に譲ったり、リサイクルショップなどで買い取ってもらうことも可能です。
冷蔵庫やエアコン、洗濯機などの家電リサイクル製品
冷蔵庫やエアコン、洗濯機、テレビなどの家電品は、家電リサイクル法の対象品目です。
これらの家電品は、通常と処分方法が異なり、自治体の粗大ごみでも回収することはできません。
処分方法が決められているので、ルールに従って適切に処分しましょう。
金属製のベッドのフレームやデスク、チェアなど
一般家庭で不要になった金属製のベッドのフレームやデスク、チェアなどは、自治体の粗大ごみとして回収してもらえます。必要な手続きをして回収してもらいましょう。
ただし、オフィスで使用したデスクやチェアは、産業廃棄物なので取り扱いが異なります。
バーベキューのコンロや自転車など
一般家庭で不要になったバーベキューのコンロや自転車なども、自治体の粗大ごみとして回収が可能です。
小さいバーベキューコンロは不燃ごみとして処分できる可能性があるので、事前に捨て方を確認しましょう。
自転車は、状態が良ければ使いたい人がいるかもしれません。
子ども用なら各地で譲渡会も開かれているので、寄付するのも良いですね。
ガスボンベやペンキなどが入っていた缶
ガスボンベやペンキなどが入っていた缶は、中身をすべて出し切って、洗えるものは綺麗に洗浄しましょう。
中身が残っていると、回収の際に事故の原因になる可能性があります。
ガスボンベの中身を出す時は必ず、火の気のない風通しの良い屋外で行ってください。
自動車の部品や、DIYで使った建築廃材
自動車の部品やDIYで使った建築廃材は、自治体の回収ができないことがあります。
事前に確認しましょう。
まだ使える部品は、フリマアプリやオークションなどで売れるかもしれませんが、手間がかかります。
不用品回収業者なら、すべてまとめて回収してもらえるのでおすすめです。
鉄くずを処分するときの注意点【事業ごみか家庭ごみかで捨てる方法が異なる】
パンダ回収隊長
・普通ごみ・粗大ごみとして回収するのは、家庭から出たごみだけ
・企業で出た金属のごみは、事業ごみとして処理
・家電リサイクルの対象品目は自治体で処分できない
・個人による売却は難しい
・不法投棄は刑罰を受ける可能性も
・錆びた鉄くずの処分は、原型を留めていたら大丈夫!
普通ごみ・粗大ごみとして回収するのは、家庭から出たごみだけ
鉄くずを処分するときの注意点の1つ目は、普通ごみ・粗大ごみとして回収するのは、家庭から出たごみだけです。
鉄くずも例外ではありません。
事業で出たごみを、家庭ごみの集積所に捨てることは違法行為にあたるので気をつけましょう。
企業で出た金属のごみは、事業ごみとして処理
鉄くずを処分するときの注意点の2つ目は、企業で出た金属のごみは、事業ごみとして処理することです。
事業で出たごみを家庭ごみの集積所に捨てると不法投棄とみなされます。
事業で出たごみはすべて事業ごみとして、法律に従い適切に処分しましょう。
家電リサイクルの対象品目は自治体で処分できない
鉄くずを処分するときの注意点の3つ目は、家電リサイクル品の対象品目は自治体で処分できないことです。
家電リサイクル法の対象品目は以下の通りです。
- エアコン
- テレビ
- 冷蔵庫または冷凍庫
- 洗濯機または衣類乾燥機
上記の品目は、金属製であっても自治体のサービスでは回収できません。
正しい回収方法を確認して、適切に処分しましょう。
個人による売却は難しい
鉄くずを処分するときの注意点の4つ目は、個人による売却は難しいことです。
鉄くずの一般的な買取金額は1kgあたり40〜50円ほどです。
プラスチックやゴムなど、金属以外の物質が付着しているものや、他の金属が混ざったものは買い取ってもらえず、逆に処分料がかかることがあります。
ステンレスや銅などは買取価格が上がりますが、個人による金属の売却は、かかる手間や時間などを考えたら、あまりおすすめはできません。
不法投棄は刑罰を受ける可能性も
鉄くずを処分するときの注意点の5つ目は、不法投棄は刑罰を受ける可能性があることです。
不要な鉄くずを違法に放棄することは法律で禁止されています。
たとえ自分で投棄しなくても、依頼先の業者が不法投棄を行っていたら、依頼した人も罪に問われることがあるので注意しましょう。
鉄くずの回収は、必ず自治体の許可を得た業者に依頼しましょう。
錆びた鉄くずの処分は、原型を留めていたら大丈夫!
鉄くずを処分するときの注意点の6つ目は、錆びた鉄くずの処分は、原型を留めていたら大丈夫なことです。
錆びた鉄くずも、金属ごみとして処分できます。
缶詰など、中身のあるものは必ず出し切ってから廃棄しましょう。
ただし自治体によっては、錆びの程度がひどいものは不燃ごみとして処分することもあるので、事前に確認しておくと良いでしょう。
鉄くずを処分する費用の相場は?
パンダ回収隊長
費用 | 備考 | |
---|---|---|
自治体の普通ごみとして回収 | 無料〜数十円 | 大きさによっては粗大ごみ扱いとなる |
自治体の粗大ごみとして回収 | 品目により異なる(数百円〜1,000円程度) | 量や大きさによっては受け付けてもらえないことも |
スクラップ業者による買取 | 1kgあたり40〜50円で買取 | 少量や不純物の混じったものは受け付けない |
不用品回収業者による回収 | 軽トラック1台分で10,000円前後 | 鉄くずだけではなく、他の不用品も幅広く回収できる |
鉄くずを無料で引き取り、または買い取ってもらうためのポイント
パンダ回収隊長
一定の量をまとめて売却する
金属買取業者に鉄くずを売却するなら、まとまった量をおすすめします。
一般的に鉄の買取金額は1kgあたり40〜50円ほどです。
買取には、鉄くずを業者に直接持ち込む必要があるので、必要な手間や時間、ガソリン代などをまかなうには、多くの鉄くずが必要になります。
金属買取業者に鉄くずを売却する時には、多くの鉄くずを準備しましょう。
金属製のキッチングッズはリサイクルショップへ
金属製のキッチングッズは、未使用のものであればリサイクルショップへの持ち込みをおすすめします。
1度でも使用したものは買い取ってもらうことができませんが、未使用ならば買い取ってもらえる可能性があるからです。
ブランドものや人気のメーカーのものなら、高い値段がつく可能性があるので、試しに相談してみるのも良いでしょう。
金属の種類を特定しておく
金属買取業者に売却を検討するなら、金属の種類を特定しておく必要があります。
持ち込んだ金属の買取に、業者が対応していなければ、買い取ってもらえない可能性があるからです。
ただし、汚れていたり、不純物の混じったりしている金属は、査定額が下がってしまうので注意しましょう。
銅やアルミなどは高額で買い取ってもらえる可能性も
銅やアルミの金属ごみは、売却をおすすめします。
品質にもよりますが、銅なら1kgあたり1,000円ほどで買い取ってもらえます。
ただし、不純物や付着物があるものは査定が下がるので、注意しましょう。
ペンキ・飲み物・油の容器は洗ってから売却する
ペンキ・飲み物・油の容器は必ず洗ってから売却しましょう。
中身が残ったり、汚れが付着した状態だと査定額が下がることがあります。
場合によっては、買取を拒否されることもあるので注意しましょう。
鉄くずを安く簡単に処分するなら不用品回収業者がおすすめ
鉄くずを安く簡単に処分するなら、不用品回収業者をおすすめします。
鉄くずには処分に悩むものが多く、売却を検討したとしても持ち込みにかかる費用の回収ができないからです。
不用品回収業者は、費用がかかりますが、どんな状態であってもほぼすべての鉄くずを回収できます。
処分したいものを移動させたり、分別したりなどの事前準備がいっさい必要ないので、手間がかかりません。
他にも処分したい不用品があれば、まとめて回収してくれるので、積極的に活用しましょう。
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鉄くずを手軽に処分する方法まとめ
- 普通ごみとして自治体のルールに従って処分する
- 自治体が提供する粗大ごみ収集サービスを利用する
- リサイクルショップに持ち込んだり、フリマアプリに出品したりして買い取ってもらう
- 金属を買い取る業者に持ち込んで、買い取ってもらう
- 【推奨】不用品回収業者に引き取ってもらう
ここまで、鉄くずを手軽に処分する方法について紹介しました。
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以上、これらを参考にして、鉄くずを安全に処分してくださいね。