
小型家電の処分方法8選!回収ボックスの設置場所もわかりやすく紹介
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普段の生活で使用している小型家電が不用になって、処分しようと考えた時、このような疑問や悩みを抱えたことはありませんか?
小型家電の最適な方法は、小型家電リサイクル法に基づいて、適切な処分方法を選ぶことが重要です。
誤った方法で小型家電を処分すると、資源の無駄になったり、火災事故や環境破壊を引き起こす恐れがあります。
今回の記事では、小型家電の処分方法や小型家電リサイクル法、処分する際の注意点など詳しく解説します。
小型家電の処分を検討される方は、本記事を参考に、適切な処分方法を選ぶようにしてください。
目次
小型家電の種類について紹介
小型家電とは、電気や電池を使って使用している家電製品全般のことを指します。
ただし、テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機など、取り付け工事が必要なものは大型家電に分類されています。
小型家電に分類されている主な品目は、以下の通りです。
対象品目 | 具体例 |
---|---|
有線通信機械器具 | 電話機、ファクシミリ、モデム |
無線通信機械器具 | 携帯電話、カーナビゲーション |
ラジオ受信機 | ラジオ |
映像用機械器具 | デジカメ、ビデオカメラ、BDレコーダ |
電気音響機械器具 | CDプレーヤー、デジタルオーディオプレーヤー |
パーソナルコンピューター | パソコン(ノート型、デスクトップ型) |
電気工具 | 電気ドリル、電気グラインダー |
台所用電気機械器具 | 電子ジャー、電子レンジ、食器乾燥機 |
空調用電気機械器具 | 扇風機、除湿器 |
保温用電気機械器具 | ヒーター、電気こたつ |
衣料、衛生用電気機械器具 | アイロン、掃除機 |
電動式玩具 | ゲーム機全般 |
小型家電リサイクル法の定義とは?
小型家電リサイクル法とは、各家庭の使用済み小型家電製品から有用な資源を回収し、リサイクルを促進させるため、2013年に制定された法律です。
この法律では、消費者が小型家電を正しい方法で処分することを奨励し、各自治体や企業がリサイクルを支援する仕組みを提供しています。
たとえば、公共施設や家電量販店、スーパーマーケットなどに小型家電回収ボックスを設置し、消費者が簡単に廃棄できる環境を整えています。
自治体の粗大ゴミや回収ボックスで回収された小型家電は、専門業者によって適切に分解され、有用な資源(鉄、アルミニウムなど)を取り出し、新しい産業に再利用されるのです。
小型家電の処分方法8選!【比較表付き】
不要になった小型家電を処分する方法をご紹介します。
小型家電の正しい処分方法を理解して、適切な方法を選んでください。
処分方法 | 処分料金 | 処分の手間 | 処分までの早さ |
---|---|---|---|
自治体の回収ボックス | 無料 | 自分で運搬する必要がある | 早ければ即日 |
自治体の不燃ゴミ | 無料~ | 自分で運搬する必要がある | 早ければ1週間以内 |
自治体の粗大ゴミ | 500円~ | 自分で運搬する必要がある | 早ければ1週間以内 |
家電量販店で引き取り | 無料~有料 | 自分で運搬or引き取り(有料) | 早ければ即日 |
フリマアプリやネットオークションに出品する | 500円~(販売) | 配送手配をする必要がある | 早ければ1週間程度か、それ以上かかる可能性がある |
知人、友人に譲る | 無料 | 受け渡しの手間がかかる | 早ければ即日 |
不用品回収業者 | 5,000円~ | 特になし | 早ければ即日 |
小型家電を自治体の回収ボックスで処分する
不要になった小型家電は、小型家電回収ボックスを使用して処分することができます。
小型家電回収ボックスは、役場や図書館、公共施設などに設置されており、投入口のサイズ(15cm×25cm)に収まる大きさであれば、無料で回収可能です。
ただし、各自治体によって回収ボックスのサイズや回収品目が異なります。
詳細については、お住まいの自治体に問い合わせてみてください。
小型家電を不燃ゴミに出して処分
不要になった小型家電を処分する方法として、一般の不燃ゴミに出す方法があります。
不燃ゴミに出せば、無料で回収してもらえるため、効率の良い方法です。
ただし、不燃ゴミに出す場合、一辺が30cm以上のゴミは粗大ゴミ扱いとなるため、分解しなければなりません。
家電製品を分解する場合、感電する恐れがあるので、取扱説明書を確認して慎重に行ってください。
また、電池やバッテリーが内蔵されている場合は、分別して処分することが重要です。
分別せずに処分した場合、火災事故や環境汚染を引き起こす恐れがあります。
小型家電を粗大ゴミに出して処分
小型家電を粗大ゴミに出して処分できます。
粗大ゴミは事前に予約をして、指定された日時や場所に出さなければなりません。
また、手順や料金が自治体ごとに異なるため、事前に確認することが必要です。
自治体の粗大ゴミ回収の手順は、以下の通りです。
- 自治体の粗大ごみ窓口に電話やオンラインで申し込み
- 処分費用に応じた「粗大ごみ処理券」を購入する
- 購入したシールを小型家電に貼り付ける
- 指定された日時に指定の場所に出す
粗大ゴミの処分料金は、品目によって異なりますが、500円前後で引き取ってもらえます。
家電量販店の小型家電回収ボックスに入れる
家電量販店の小型家電回収ボックスを利用して処分することもできます。
ただし、各店舗によって回収ボックスが設置されていない場合もあります。事前に問い合わせて確認してください。
ヤマダ電機の小型家電回収ボックスの設置場所
ヤマダ電機の小型家電回収サービスは、個別引き取りもしくは、指定サイズの段ボール(59cm×49cm×47cm)に詰め放題2,2oo円(税込)で回収してもらえます。
ただし、小型家電リサイクル法の対象商品が引き取り可能で、石油ファンヒーター、石油ストーブは対象外となります。
また、沖縄県の店舗では受付を行っていないので、注意してください。
エディオンの小型家電回収ボックスの設置場所
エディオンの小型家電回収サービスは、小型家電リサイクル法の対象商品を無料もしくは、有料で引き取ってもらえます。
また、使用済みの電池を入れる専用ボックスが店舗に設置されている場合があります。
ただし、エディオンのフランチャイズ店では引き取りを行っていないので注意してください。
ヨドバシカメラの小型家電回収ボックスの設置場所
ヨドバシカメラの小型家電回収サービスは、3辺の合計が160cmの箱に入る小型家電を2,200円(税込)で引き取ってもらえます。
また、一部の小型家電(デジカメ、ビデオカメラ、携帯電話など)は無料で回収してくれます。
一部対象外のエリアもあるので、事前に各店舗に問い合わせて確認してください。
ケーズデンキの小型家電回収ボックスの設置場所
ケーズデンキの小型家電回収サービスは、家庭で不要になった小型家電を無料もしくは、有料で引き取ってもらえます。
事業用の電化製品、フロン排出抑制法に基づく第一種特定製品(飲料用ショーケース、業務用除湿器など)は対象外となります。
また、パソコンや携帯電話といった小型家電を引き取ってもらう場合は、本体に入っている個人情報を消去してください。
小型家電をリサイクルショップで処分する
不要になった小型家電をリサイクルショップで処分してもらう方法があります。
不用品を買い取りしてもらえれば、現金に換えられる効率的な処分方法です。
また、小型家電の状態が良く、ブランドメーカーや人気の商品であれば、高価買取が期待できます。
ただし、壊れていたり、傷や汚れがひどい場合は、引き取ってもらえない場合もあるため、注意してください。
最近は、出張で査定や買取を行っている店舗も多いので、事前に問い合わせてみるのもおすすめです。
小型家電をフリマアプリやネットオークションで販売する
不要になった小型家電を、フリマアプリやネットオークションに出品して販売する方法があります。
自分で出品すれば希望の金額で販売できる可能性があり、現金に換えられるのでおすすめの方法です。
フリマアプリではメルカリやジモティー、ネットオークションではヤフオクが人気のサイトです。
ただし、取引が成立するまでに一定の手間や時間がかかり、売却できない可能性もあります。また、取引成立後の配送料は出品者負担の場合が多いため、別途費用がかかります。
その場合は、近隣地域の方と取引できる「ジモティ」を活用すれば、引き取りに来てもらえる可能性もあるのでおすすめです。
出品する場合は、小型家電の状態を確認して、取引後にトラブルにならないように十分注意してください。
小型家電を必要としている知人や友人に譲る
小型家電を、必要としている友人や知人に譲るのも一つの方法です。
まだ利用できる小型家電であれば、リユースしてもらえるので環境に優しく、効率的な方法です。
ただし、故障や破損がひどい場合、引き渡し後にトラブルになる可能性があります。
引き渡す前に状態を確認してもらった上で、譲ってください。
小型家電を不用品回収業者に引き取ってもらう
不要になった小型家電を処分する方法として、不用品回収業者に依頼する方法があります。
不用品回収業者は、一般廃棄物収集運搬業の許可を自治体から取得している専門業者です。
依頼すれば、即日中に自宅まで回収に来てもらえ、適切な方法で不用品を処分してくれます。
特に、小型家電の中には、電池やバッテリーといった取り外しておく必要があるものも多いですが、そのままの状態で引き取ってもらえます。
ただし、単品回収で依頼すると料金が割高になるので、他の不用品とまとめて回収してもらうのがおすすめです。
また、不用品回収業者を依頼する場合は、優良な回収業者に依頼してください。万が一、悪徳業者に依頼すると、高額請求を受けてトラブルに巻き込まれる可能性があります。
参考:優良な不用品回収業者を選ぶポイント6選!失敗しない選び方ガイド




小型家電を処分する際の注意点を紹介
小型家電を処分する際の注意点をご紹介します。
以下の注意点を理解した上で、正しい処分方法を選んでください。
小型家電に含まれている個人情報を消去する
小型家電に含まれている個人情報は、必ず消去して処分するようにしてください。
万が一悪用された場合、個人情報が流失する恐れがあります。
個人情報が含まれている小型家電として、スマートフォンやタブレット、パソコンなどがあります。
また、デジタルカメラやビデオカメラの写真、動画も削除しておきましょう。
小型家電に内蔵されている電池やバッテリーを取り外す
小型家電に内蔵されている電池やバッテリーは、処分する前に必ず取り外してください。
小型家電には、リチウムイオンバッテリーなどの電池が内蔵されている場合があります。これらをそのまま廃棄すると火災事故や環境汚染の原因となる恐れがあります。
電池やバッテリーは、購入した販売店や家電量販店に設置されている電池回収ボックスなどを活用し、適切な方法で処分してください。
小型家電の処分方法でよくある質問
小型家電の処分方法について、よくある質問と回答をご紹介します。
これから小型家電を処分される方は、ぜひ参考にしてください。
小型家電回収ボックスはどこに設置してるの?
小型家電回収ボックスは、公共施設や役場、家電量販店、スーパーマーケットに設置されています。
ただし、ボックスのサイズや引き取り品目は、自治体によって異なります。
詳細は、お住いの自治体の公式サイトで確認してください。
小型家電の回収はなぜ必要なの?
小型家電の回収は、廃棄された小型家電から有用な資源を取り出し、それを新たな産業に再利用することで、資源の無駄を減らすために行われています。
小型家電の回収については、2013年に小型家電リサイクル法が制定され、消費者や自治体、企業に対して資源のリサイクルが奨励されています。
小型家電回収ボックスにリチウム電池を入れていいの?
小型家電回収ボックスにリチウム電池を入れてはいけません。
リチウム電池は、小型家電には分類されないため、適切な方法で処分してください。
自治体や家電量販店の電池回収ボックスなどを利用すると良いでしょう。
まとめ:小型家電を処分する際は、小型家電リサイクル法に基づいて、適切な処分方法を選択しよう!
今回の記事では、小型家電を処分する方法について解説しました。
小型家電の処分は小型家電リサイクル法に基づいて、適切な方法で処分することが重要です。
また、小型家電の中でも、電池やバッテリーなど、火災事故や環境破壊の原因となる部品は、処分する前に必ず取り外してください。
小型家電の処分を検討されている方は、本記事を参考にして、小型家電リサイクル法に基づいた正しい処分方法を選ぶようにしてください。



