【素材別】風呂桶の処分方法4選!注意すべき点やよくある質問を紹介
家庭の風呂場で頻繁に使用されている風呂桶。
古くなったり、引っ越しで処分するときに、「燃えるゴミ、燃えないゴミどっちに出すの」
「手間がかかるなら不用品回収業者に出した方がいいの」など意外と処分に迷うのではないでしょうか。
風呂桶の処分方法は素材や状態で変わるので注意が必要です。
今回の記事では、風呂桶の素材別の処分方法や不用品回収業者の使い方などを解説します。
また、処分する上での注意点やよくある質問をご紹介します。風呂桶の処分に迷わないための必須ガイドです。
目次
風呂桶の処分方法を4つ紹介
風呂桶の処分は、住居の自治体、風呂桶の素材や大きさ、状態によって処分方法が変わります。特に「素材」については、他の処分物も同様に細かく分別が決められていることが多いため注意が必要です。
いまから風呂桶の処分方法を4つ紹介します。
- 風呂桶を自分で処分する
- 風呂桶をリサイクルショップで買い取ってもらう
- 不要になった風呂桶を庭のプランターや雨水タンクとしてリユースする
- 不用品回収サービスを利用して風呂桶を処理してもらう
これらの方法は知識として知っておくと便利なので、上手く活用することです。
それぞれの方法についてわかりやすく解説していきます。
【素材別】風呂桶を自分で処分する
多くの人は、風呂桶を処分するとき、まず自分で処分しようと考えます。しかし、風呂桶の素材によって変わるのが処分の仕方です。
基本の素材は木製かプラスチックが一般的ですが、一部の製品ではステンレス製やホーロー製のものがあります。まず、処分するときは「素材チェック」が重要です。
プラスチック製の風呂桶は不燃ゴミ、木製の風呂桶は可燃ゴミとして処分する
風呂桶は基本的に家庭ごみで処分できます。プラスチック製のものは不燃ごみ、木製のものは可燃ごみで処分すると良いです。
ただし、自治体によって異なりますが、1辺30㎝(円形の場合直径30㎝)以上だと粗大ごみ扱いとなるので注意が必要です。それ以下の場合は家庭ごみとして処分します。
基本的なことですが、自治体のルールに従って正しく分別し、指定された場所、指定された時間に出すことが大事です。
ステンレス製の風呂桶は金属ゴミ・粗大ゴミとして処分する
風呂桶はステンレス製のものもあります。ステンレスは産業廃棄物の「金属くず」として分類され、「非鉄金属」と呼ばれます。多くの自治体では粗大ごみとして回収され、リサイクル利用されることが大半です。
自分で処分する場合は、リサイクルセンターもしくは資源ごみに出すとよいです。リサイクルセンターでは自治体によって有料の場所もあります。処分量次第では200円ぐらいから処分できます。
資源ごみ回収は自治体によって日程が異なるので、事前に確認が必要です。
ホーロー製の風呂桶は粗大ゴミとして処分する
風呂桶にはホーロー製のものがあります。ホーローとは、金属の表面にガラス質の釉薬を焼き付けた素材です。
耐熱性、耐久性など素材の特徴から調理器具やキッチン用品に多く使われています。また、耐酸性、耐アルカリ性にも強いので浴槽、洗面用具にも使われている素材です。
処分するときの分類は、粗大ごみ扱いとなります。処分するときの注意点として、ホーローはガラス質のため割れやすく、破片が飛び散ると危険です。捨てる際は新聞紙などで包んでおくとよいです。
風呂桶をリサイクルショップで買い取ってもらう
風呂桶をリサイクルショップに買い取ってもらい、お金に変える方法があります。手間はかかりますが、品物の質や状態次第では上手く売れるかもしれません。
買取されやすい条件として、いくつか紹介します。
- 品物の状態が良い
- 高品質なステンレス製、ホーロー製
- 乳幼児向けの製品、人気キャラクターもの
- アンティークな希少価値のある製品
買取価格は商品によって上下します。例えば、ホーロー製では2,000円、アンティークな製品は10,000円程度です。
注意点は、バス用品なのできれいに清掃しておくことです。状態をよく見せることで買取価格が上がる可能性があります。
不要になった風呂桶を庭のプランターや雨水タンクとしてリユースする
風呂桶は大きさや深さによってリユースする用途も変わります。資源を無駄にせず、風呂桶の特性を生かして実用的な再利用の方法を紹介します。
庭のプランター
風呂桶の底に排水用の穴を開けます。通常のプランターと同じように土を入れ、植物を植えるとプランターとして利用できます。
雨水タンク
雨水を溜める設置場所を決め、雨樋から効率的に水が流れ込む排水口をホースなどを使用して設置する。汚れや葉などが入らないようにフィルターや網をつけましょう。
このような活用方法以外にも、子供の遊び道具、屋外の清掃用品などリユースする方法はありますので参考にしてください。
不用品回収サービスを利用して風呂桶を処理してもらう
風呂桶を処分する方法として、不用品回収業者に依頼する方法があります。自治体から一般廃棄物収集運搬業許可を取得した業者であれば処分を依頼可能です。
回収できる不用品も幅広く、家庭用、オフィス用、電子機器、遺品関係など対応してくれます。しかし、不用回収業者によって高額な請求をされることもあるので、信頼できる業者を選定することが必要です。
安心できる業者の選び方を紹介します。
- 自治体の許可を得ている
- 会社情報の確認がとれる(ホームページなど)
- 実績が開示されており、口コミ評価が高い
- 料金がわかりやすく記載している
- スタッフの対応が良い
以上のポイントを意識して選定するとよいです。
風呂桶の処分を不用品回収業者に依頼するメリット
不用回収業者に処分を依頼するメリットをご紹介します。業者を利用することで、効率的に安心して不用品を処分できるのでおすすめです。
風呂桶と一緒に他の不用品もまとめて回収してもらえるため、効率的
不用品回収業者は他の不用品もまとめて回収してくれるため、引っ越しや大掃除の時、大量にゴミが出る時に便利です。自宅まで回収に来てくれるので、大きな家具や家電も時間や労力を使うことなく効率的に回収してくれます。
高齢者の方や一人暮らしで人手がいないときなど上手く活用できます。
風呂桶の素材が特殊な場合でも、適切に処理してくれるため安心
不用品回収業者は、様々な素材の処分方法に精通しています。法令を遵守しながらリサイクル可能なものを分別し、環境に配慮した処分を行うプロです。そのため、不法投棄の心配がなく、資源を有効活用してくれます。
専門知識と技術を持つ業者に依頼することで、環境負荷を最小限に抑えた処分が可能です。
風呂桶の処分を不用品回収業者に依頼するデメリット
不用品業者に依頼する上でのデメリットも紹介します。
大きさや重さによる運搬費用が高額になる可能性
不用品回収業者に依頼する際、大きさや重さによって運搬費用が高額になる可能性があります。軽トラック1台、法定積載可能重量350㎏以内の荷物で8,000円〜、2tトラック1台、法定積載可能重量2000㎏以内の荷物で20,000円〜が目安です。
金額は処分場までの距離、時間帯、シーズンによって上下するため、複数の回収業者から見積をとって比較します。
風呂桶の材質によって回収を断られることがある
風呂桶で回収されにくい材質は、木製のものと陶器です。木製の風呂桶は重量があり、古いものは劣化が進んでいるため、リサイクルが難しい場合、対応できない業者もあります。
陶器については、割れやすいという特性があるため、処理が難しく断られる可能性があります。特定の材質については専門の業者に依頼する手段もあるので、事前に相談することです。
風呂桶の処分を不用品回収業者に依頼する際の注意点
不用品回収業者に処分する際の注意点を解説します。
上記内容について、処分を依頼する前にチェックして業者にお願いします。
回収費用について事前に見積もりを確認し、高額請求を避ける
回収業者の見積内容について紹介します。以下図表を参考にしてください。
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
基本料金 | 基本サービス料金 | 小さな不用品回収でも適用される |
運搬費 | 回収場所への出張費 | 距離や建物の作りによって価格が変動 |
処分費 | 不用品を処分する費用 | リサイクルが難しいもの、有害物質を含むものは高額になる |
追加料金の有無 | いつ支払うのかを確認する | 特別な作業が追加で出る場合にかかる |
支払い方法 | 狭い道路や場所、高重量、時間外作業など | 現金、クレジット可能か確認しておく |
上記以外にも、サービス内容、アフターサポートの有無などをチェックしてください。
そして、複数の業者の見積りを比較し、納得のいく内容で業者の依頼を決めます。
事前に風呂桶の素材を伝えることで、法に遵守した適切な処理をしてもらう
不用品業者に見積りを依頼するとき、風呂桶の詳細について正確に伝えることが大切です。まずは、風呂桶の材質について、プラスチック、ステンレス、ホーローなどを伝えます。材質によって処分の方法が変わるので明確に伝えます。
また、風呂桶の大きさや重さも重要です。これにより、運搬や処分にかかる手間や費用を業者が見積もれます。さらに風呂桶以外にも処分したい不用品がある場合は一緒に伝えると効率的です。
特に、破損している家具や使用不可の家電製品など、特別な処分が必要な場合は事前に予算を整理できます。このようにまとめて依頼することでコストダウンが見込めます。
風呂桶を処分したい人からよくある質問
初めて風呂桶を処分する人は、まず家庭ごみに捨てて良いのか調べます。
プラスチックのものや木製のものであれば容易に判断しやすいですが、材質がステンレスやホーロー製のものの場合、自治体や不用品回収業者に問い合わせるのがおすすめです。
以下、質問数が多い不用回収業者の予算面と意外に気になる風呂桶、風呂椅子の質問について説明します。
風呂桶を不用品回収で処分する際の費用は?
風呂桶を処分する際、一般ゴミで回収できない材質やサイズの場合、リサイクルセンターまたは、不用品回収業者に粗大ごみとして処分する必要があります。
自治体のリサイクルセンターに処分を依頼する場合、1辺30㎝以上で200円~400円程度が目安です。
不用品回収業者に依頼する場合、基本料金だけで5,000円以上で運搬費も追加でかかる可能性があるため、引っ越しや断捨離などするときに、他の不用品とまとめて回収してもらう方が効率的です。
今すぐ処分したい、材質を考えて処分するのは面倒、と思われる方は回収業者に依頼するのが良いです。
風呂桶と風呂椅子をまとめて処分する際、最適な処分方法は?
風呂桶と風呂椅子の最適な処分方法は、材質や状態、ブランドなどによって変わります。一般的に多いのは、プラスチック製でサイズも普通(30㎝以内)であれば、家庭ごみとして処分する方法です。
状態がきれいで、清掃もきちんとされている場合、リサイクルショップやフリマアプリで買い取ってもらえる可能性があります。
特にブランド限定品、キャラクター系は人気が高いので売る方向で考えるのがおすすめ。素材がステンレス、ホーロー製で処分する場合は、処分が難しいため、不用回収業者に回収してもらうのがよいです。
まとめ:風呂桶は素材ごとに処分方法が変わるため、不用品回収やリサイクルショップに依頼するのがおすすめ
今まで風呂桶の処分方法について見てきました。処分方法はいくつかありますが、素材ごとに処分方法が異なるため、最適な方法を1つに絞るのは難しいです。
ただ、引っ越しや断捨離などで風呂桶も含め、まとめて不用品を処分する場合は不用品回収業者に、保存状態がよく、ステンレス製やホーロー製、またはブランド限定品など希少性の高い風呂桶はリサイクルショップなどで処分するのが最適な方法です。