不用品回収を依頼する際、このような疑問を持たれる方は多いと思います。

不用品回収の業務を行うには、一般廃棄物収集運搬業の許可や産業廃棄物収集運搬業の許可など回収業務に合わせた資格が必要です。

もし、資格を持たない不用品回収業者に依頼すると、トラブルに巻き込まれる可能性があります。

今回の記事では、不用品回収業者に必要な資格について詳しく解説します。今から不用品回収を依頼する場合は、ぜひ参考にしてください。

この内容に興味がある人におすすめ

• 資格を持っていない不用品回収業者は利用しない
• 不用品回収業者に必要な資格
• 不用品回収の資格を持っている業者と持っていない業者に依頼した場合の違い
• 優良な不用品回収業者の選び方【資格の確認方法も紹介】
• 不用品回収業者の資格についてのトラブル事例
• 不用品回収業者の資格についてよくある質問

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資格を持っていない不用品回収業者は利用しない

不用品回収業者に不用品回収を依頼する際、資格を持っていない不用品回収業者に依頼しないでください。

もし、資格を持っていない不用品回収業者に依頼すると、高額な請求を受けたり、回収された不用品が近隣に不法投棄されるなど、トラブルに巻き込まれる可能性があります。

不用品回収業者に回収してもらった不用品が不法投棄されると、依頼した所有者の責任が問われ、罰則を受ける可能性があります。

不用品回収の資格を持っている不用品回収業者は、都道府県の許可をもらっているので、トラブルに巻き込まれる心配がなく、安心して依頼することができます。

資格を持っているかどうかの確認は、各都道府県のウェブサイトや不用品回収業者の公式ホームページで確認してください。

参考：廃棄物処理法第25条罰則規定

参考：一般廃棄物収集運搬業の許可業者名簿（東京都目黒区）

不用品回収業者に必要な資格を紹介

不用品回収業者の業務を行う上で必要な資格をご紹介します。

資格の種類によって回収業務の範囲が異なるため、依頼前に確認することが重要です。

一般廃棄物収集運搬業について紹介

一般廃棄物収集運搬業とは、一般家庭で出る燃えるゴミや不燃ゴミ、店舗から出る排出物の収集、運搬を行う業務を指します。業務を行うには、各市町村の許可が必要です。

基本的に不用品回収業者として営業する場合は、取得しておく必要があります。

一般廃棄物の具体例は以下の通りです。

参考：一般廃棄物収集運搬業

産業廃棄物収集運搬業について紹介

産業廃棄物収集運搬業とは、工場や建設現場から排出される産業廃棄物の収集、運搬を行う業務を指します。業務を行うには、各都道府県知事の許可が必要です。

産業廃棄物の具体例は以下の通りです。

参考：産業廃棄物収集運搬業

古物商の許可取得について紹介

古物商の許可とは、個人や法人から中古品を買い取って、販売する業務を行うために必要な資格です。各都道府県の公安委員会の許可が必要となります。

古物商の許可が必要な業務は以下の通りです。

ただし、個人で購入して不用になったものをフリマアプリなどで販売する場合は、対象外となります。

参考：古物商の許可

遺品整理士の資格を紹介

遺品整理士は、依頼主の意思を汲み取りながら、故人の遺品を仕分けしたり、適切に処分するために必要な知識を備えた資格です。日本遺品整理士協会が認定しています。

故人の遺品を整理する場合、資格は必要ありません。しかし、有資格者に依頼すれば遺族への配慮や遺品の適切な取り扱いが期待できます。

遺品整理も合わせて希望される場合は、遺品整理士が在籍しているかどうか確認するのがおすすめです。

参考：遺品整理士

不用品回収の資格を持っている業者と持っていない業者に依頼した場合の違い

不用品回収の資格を持っている業者と持っていない業者に依頼した場合の違いについて解説します。

資格を持っている不用品回収業者に依頼する重要性が理解できるので、ぜひ参考にしてください。

不用品回収の資格を持っている不用品回収業者に依頼した場合

不用品回収の資格を持っている不用品回収業者に依頼した場合、指定した日時に、搬出、回収、運搬を行い、適切な処分を行い、適正な料金で業務を行ってもらえます。

一般の家庭ゴミであれば、一般廃棄物収集運搬業の許可、工場などの産業廃棄物であれば、産業廃棄物収集運搬業の許可を取得しているか確認してください。

資格を有している不用品回収業者の確認方法は、各都道府県の自治体のウェブサイトもしくは、公式ホームページに記載されている許可番号で確認できます。

不用品回収の資格を持っていない不用品回収業者に依頼した場合

不用品回収の資格を持っていない不用品回収業者に依頼した場合、不用品回収後、高額な請求をされたり、回収された不用品を近隣に不法投棄されるなど、トラブルに巻き込まれる可能性があります。

資格を有している不用品回収業者の確認方法は、各都道府県の自治体のウェブサイトもしくは、公式ホームページに記載されている許可番号で確認できます。

しかし、資格を有していない不用品回収業者は、公式ホームページを持っていない場合が多いとされています。

また、無料回収を謳っていたり、廃品回収車で街中を巡回している不用品回収業者は無資格業者の可能性が高いので十分注意してください。

参考：無料の不用品回収業者は危険？

優良な不用品回収業者の選び方【資格の確認方法も紹介】

優良な不用品回収業者の選び方について解説します。優良な不用品回収業者を選ぶポイントは、資格の有無だけでなく、料金、評判など複数あります。

不用品回収業者を選ぶ際の参考にしてください。

不用品回収の資格を確認する

優良な不用品回収業者を依頼する際は、必ず不用品回収の資格を取得しているかを確認してください。

不用品回収の業務を行う場合、一般廃棄物収集運搬業もしくは、産業廃棄物収集運搬業の許可を各自治体から取得しておく必要があります。

資格の有無は、各都道府県の自治体ウェブサイトや業者の公式ホームページに記載されている許可番号で確認できます。

不用品回収の料金体系が明確かどうか確認する

優良な不用品回収業者を選ぶ際には、不用品回収の料金体系が明確かどうかを確認してください。

通常、公式サイトに料金体系が掲載されていますが、直接問い合わせて見積もりを取得することが重要です。

また、見積もりを取得する際、料金の単価と項目、追加料金が発生する条件もチェックしてください。

不用品回収業者によって、費用項目が不明な場合もあり、回収後に追加料金を請求される可能性があります。

依頼する不用品回収業者の口コミ・評価を確認する

優良な不用品回収業者を選ぶ際には、口コミ・評価を確認してください。

利用したことのある体験者の口コミは不用品回収業者を選ぶ際の判断材料になります。

確認する場合は、不用品回収業者のまとめサイトや公式ホームページ、Googleマップのレビューなど複数のサイトから情報収集して判断するのがおすすめです。

依頼する不用品回収業者の会社所在地が明確かどうか確認する

優良な不用品回収業者を選ぶ際には、会社の所在地が明確かどうか確認してください。

会社の所在地が不明確な場合、悪徳業者の可能性があるので注意が必要です。

会社の所在地は、広告や公式ホームページに記載された住所をGoogleマップで検索するなどして確認しましょう。

不用品回収業者の資格についてのトラブル事例を紹介

不用品回収の資格についてのトラブル事例をご紹介します。
こちらは実際の体験談を基にした事例です。依頼時の注意点として参考にしてください。

• 知人が引越しのキャンセル料で10万円払ってしまった業者を調べてみると水道、不用品回収、建設業、介護とか色々やってるぽいけどちゃんと許可取ってるのあるのかな。消費者センターの人が引越しで調べたときには無許可で運営してるらしかったけど

  — kyon (@kyonchiii) March 23, 2024

• 先程恐らく話し方からして中華系の不用品回収が来ました。
  必要な許可得ているか聞いても回答がなく
  明らかに怪しいです速やかにお断りさせていただきました

  — 卓上奏 (@takujyoukanade) August 23, 2023

• お疲れ様です
  不要品回収は修理して販売しますと言う理屈でしょうか
  不用品回収とするとごみ収集になるので
  一般廃棄物の許認可または書かれている産業廃棄物の許可と運搬表示が必要ですね

  どちらにしても軽トラスピーカー付きで何でも積んでいる時点で怪しさ満点です

  — k.y (@yama8606) January 7, 2023

• 本当地のカス親駄目だなぁ。アヤシイ不用品回収のチラシの「無料」に飛びつきやがって。そのチラシに載ってる住所もデタラメだし検索しても許可認定番号も出ても来ない。その時点で怪しいのに聞く耳すら持たずに逆ギレ。知らんもう勝手にしてくれと言いたいが家に危害が来たら困るんだよなぁペットが。

  — みやび［🐬🐻🦈］ (@miyabi_inf) June 5, 2024

• 無料不用品回収のチラシが入ったけど非常に怪しい。
  古物商許可番号で検索してもヒットしない。
  で、警察署に問い合わせたら、やはり偽の番号。
  でも取り締まる気は無いのよね。
  「そこには電話しない方が良いのかなぁって感じですね」で終了。
  そんなんだから中国人がやりたい放題なんだよ。

  — a_kiriya　ゆる～く成猫の里親募集中　エロ垢・詐欺垢は通報するよ (@kirikirikiriaaa) November 16, 2023

• いいかい、ゴミ屋敷でお悩みのみなさま😌

  不用品回収業者と検索して、上位に表示されてるし、口コミも良さげ☺️

  その基準で選ぶと、ぼったくられますよ😳

  見積もり時と、料金が違ーーう😳😳😳
  なんて事もある😌

  ちゃんと、市の許可がある業者にしましょう😌…

  — すーまん (@2525suman) March 25, 2024

不用品回収業者の資格についてよくある質問

不用品回収業者の資格についてよくある質問をご紹介します。

内容を理解することで、不用品回収業者を依頼する際の判断材料になるので、参考にしてください。

不用品回収業者が無許可で営業したらどのような罰則があるんですか？

不用品回収業者が無許可で営業した場合、廃棄物処理法第25条罰則規定により、5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金、 その両方が科される可能性があります。

ただし、不用品回収業者が回収した不用品を近隣に不法投棄した場合、依頼主も同様に科される場合もあるので注意が必要です。

参考：廃棄物処理法第25条罰則規定

不用品回収業者はなぜ儲かるんですか？

不用品回収業者が儲かる理由は、状態の良い家具や家電などリサイクルできる不用品を、ネットオークションサイトやフリマアプリで販売できるのが大きな要因です。

引っ越しや断捨離など大量の不用品を回収する場合は、不用品にリサイクルできる品目も含まれていれば大きな利益につながります。

不用品回収で古物商は違法ですか？

古物商の許可は、個人や法人から中古品を引き取って、販売する業務を行うために必要な資格です。不用品を転売する目的で引き取る場合は違法ではありません。

ただし、一般廃棄物収集運搬業の許可を取得していない場合、不用品を処分することはできないので注意してください。

廃品回収車はなぜ捕まらないのですか？

街中を巡回している廃品回収車は、違法の可能性が高いですが、すべての取り締まりができていません。

さらに、所在地や連絡先が不明な場合が多く、不法投棄があっても摘発が難しいのが現状です。

万が一、廃品回収車に依頼してトラブルに遭った場合は、速やかに警察か消費者センターに連絡してください。

まとめ：不用品回収は資格を持っている優良な不用品回収業者に依頼しよう

今回の記事では、不用品回収に必要な資格について解説しました。

不用品回収の業務を行うには、一般廃棄物収集運搬業や産業廃棄物収集運搬業など不用品回収業務に合わせた資格が必要です。

資格を持たない不用品回収業者に依頼すると、トラブルに巻き込まれる可能性があります。

そのため、不用品回収業者を選ぶ際は、資格を持った優良業者に依頼することが重要です。