
不用品回収で10万円は高い?目安の回収量やぼったくりを防ぐコツを解説
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不用品回収で10万円の見積りを出された場合、このような疑問や悩みを抱えたことはありませんか?
不用品回収の際に、10万円で回収できる物量は、2~3LDKの家財一式を積み込める量が目安です。
ただし、通常家庭でそのような大量の不用品を依頼するケースは少ないため、10万円という見積もりを提示された場合は、ぼったくりの可能性を疑う必要があります。
本記事では、不用品回収10万円に含まれるサービス内容、不用品回収の費用相場、ぼったくり業者の見分け方について詳しく解説します。
不用品回収業者から回収費用10万円と言われたときの対処法として、ぜひ参考にしてください。
目次
不用品回収10万円に含まれるサービス内容とは?
不用品回収10万円のサービス内容は、2~3LDKの広さの家庭に置いてある家財一式をすべて回収できます。
また、回収作業は、2tトラックを使用し、作業員は2~3名程度です。
指定の回収場所まで訪問し、不用品の搬出作業、積み込み、必要であれば大型家具の解体作業も行います。
回収後、不用品は適切な方法で処分されます。
不用品回収における10万円分の予算は、相当量の不用品の回収や解体業務など依頼ができる予算です。
10万円で回収してもらえる不用品の目安量
10万円で回収してもらえる不用品回収の目安量をご紹介します。
10万円分の回収量は、2~3LDKの部屋の不用品をほとんど処分できる量です。
以下、10万円の予算での不用品回収例です。
- テレビ(50インチ)、テレビ台
- 4人掛けソファ
- ダイニングテーブル
- オーディオ機器、スピーカー
- 冷蔵庫(300~500L相当)
- 電子レンジ
- 食器棚
- 食器類、調理器具類
- ダブルベッド、布団類3~4人分
- 鏡台、照明器具
- 洗濯機
- 洗面台の小物類
- 清掃用具一式
- 靴箱、靴
- その他書籍、おもちゃなど段ボール5~10個分
不用品回収10万円は高い?優良な不用品回収業者の費用相場
不用品回収の料金相場について解説します。
料金相場を理解することで、不用品回収料金10万円が高いかどうか確認することができるので、ぜひ参考にしてください。
不用品単品回収の料金相場
不用品回収業者に単品で回収を依頼した場合の料金相場は、回収する品目によって異なります。
回収品目 | 単品回収料金 |
---|---|
自転車 | 1,000円~ |
テーブル | 3,000円~ |
パソコン | 3,000円~ |
テレビ | 5,000円~ |
冷蔵庫 | 1万円~ |
基本料金(人件費、運搬費、処分費など)が通常3,000円~5,000円程度かかるので、基本料金に単品回収費用を加えた料金が合計金額です。
例えば、テーブル1個回収してもらう場合、基本料金3,000円に単品回収料金3,000円で合計6,000円程度かかる計算になります。
軽トラック不用品回収の料金相場
軽トラックの不用品回収の料金相場は約1.5万円~3万円です。広さは、およそ1.5~2㎥で、高さ1m程度まで荷物を積むことができます。
最大積載量は350㎏で、作業員1名が含まれています。荷物の量は、1人暮らしで使用する荷物一式が目安です。
軽トラックのサイズは限られいるので、処分する不用品の量が少ない場合や、引っ越し時の軽い荷物整理に適しています。
2tトラック不用品回収の料金相場
2tトラックの不用品回収の料金相場は約3万円~6万円です。2tトラックの広さは、およそ3~4㎥で、高さ2mまで荷物を積むことができます。
最大積載量は2,000㎏で、作業員2名が対応します。荷物の量は、3人家族で使用する家財一式が目安です。
大きな家具や家電など、引っ越しや断捨離で大量の不用品が出た際にとても便利です。
4tトラック不用品回収の料金相場
4tトラックの不用品回収の料金相場は約6万円~10万円以上で、不用品回収業者が保有する最大のサイズです。4tトラックの荷台の広さは、長さ6m、横幅2m、高さ2m程度で、2tトラックより一回り大きいサイズになります。
作業員は基本的に2~3名で、荷物の量は一戸建ての家財一式回収できるほどの荷物が回収可能です。
例えば、ゴミ屋敷の不用品回収や商業施設、オフィスからの大規模な不用品処分の場合などに適しています。
不用品回収のぼったくり業者を簡単に見抜く方法
不用品回収業者を依頼する場合には、高額請求をしてくる「ぼったくり業者」が存在するので、注意しなければなりません。
今から、ぼったくり業者を簡単に見抜く方法を解説します。
「無料回収」を謳う怪しい不用品回収業者
ぼったくり業者を見抜く方法は、「無料回収」を謳った不用品回収業者です。
不用品回収の業務は、人件費、運搬費、処分費など一定の経費がかかります。無料で引き取ってもらえる不用品もあるかもしれませんが、基本的にすべて無料で回収できません。
そのため、ぼったくり業者は、不用品回収後に、積み込み費用や処分費用などの名目で多額の請求をしてくるのです。
チラシ、電話勧誘などで「無料回収」を謳った不用品回収業者は、悪質業者の可能性が高いので十分注意してください。
会社情報が曖昧でホームページもない
不用品回収業者の会社情報が曖昧で、ホームページも存在しない場合は、ぼったくり業者の可能性が高いので注意してください。
優良な不用品回収業者の場合、公式サイトで会社の所在地や業務内容、料金体系など掲載しています。Googleマップで会社の所在地を確認するのも良いでしょう。
不用品回収業者を依頼する前に必ず会社情報をチェックすることが重要です。
見積もりを出さない、または不明瞭
不用品回収業者に、見積もりを依頼した際、内容が不明確であったり、見積もりを出さない場合は、ぼったくり業者の可能性が高いです。
優良な不用品回収業者は、依頼された不用品回収の内容を元に、明確な見積もりを提示してくれます。また、不明な点も丁寧に対応してくれるので安心です。
しかし、ぼったくり業者は、見積もりを曖昧にして、不用品回収後に追加料金を請求する手口を使ってきます。
不用品回収業者に依頼する前に、必ず見積もり内容をチェックすることが重要です。
口コミサイトやSNSでの評判が悪い、もしくは口コミ情報がない
不用品回収業者の信頼性を確認するには、口コミサイトやSNSで評判を確認することが大切です。
口コミサイトやSNSで悪い評判がついている場合は、ぼったくり業者の可能性が高いので注意してください。また、口コミ評価がまったく見当たらない場合も要注意です。
新しい不用品回収業者で、実績も信頼性もない可能性が高いかもしれません。
ウェブサイトで調べる場合は、ホームページや不用品回収業者のまとめサイト、Googleマップのレビューなどを参考にしてください。また、SNSであれば、Xがおすすめです。
不用品回収で10万円は高いと感じた時の対処方法【料金を安くするコツ】
不用品回収の見積もりで10万円が高いと感じた時の対処方法について解説します。
以下の方法を活用することで、料金を安く抑えられるかもしれないので、ぜひ参考にしてください。
複数の不用品回収業者から相見積もりを取得する
不用品回収の見積もりの10万円が高いと感じたら、3~4社程度、複数の不用品回収業者から見積もりを取得するようにしてください。
取得した見積書を他社に提示して、相見積もりを作成してもらうのがおすすめです。その際、追加料金が発生する条件など詳しく確認しておくことが重要です。
見積りを比較検討した中で、予算に合った不用品回収業者を選ぶようにしてください。
リサイクルショップで買取してもらえる不用品がないかチェックする
不用品回収の見積もりで10万円が高いと感じたら、不用品の中で買取してもらえる品目がないかチェックするのもおすすめです。
不用品の中で、リユースできる品目(家具、家電、衣類など)を仕分けてリサイクルショップに持ち込めば査定してもらえます。
現金に換えられた場合、不用品回収の費用に充てられる上、不用品の量も減るため、見積もり金額が安くなる可能性があります。
リサイクルショップで買取してもらえなくても、無料で引き取ってくれる場合もあるので、問い合わせて確認してください。
自治体のゴミ回収サービスで処分できる不用品がないかチェックする
不用品回収の見積もりで10万円が高いと感じたら、自治体のゴミ回収サービスを利用する方法を検討してください。
自治体のゴミ回収には、以下3つのサービスがあります。
- 一般ゴミ回収(燃えるゴミ、燃えないゴミ)
- 粗大ゴミ回収サービス(予約制)
- 地域のゴミ処理施設に持ち込み
一般ゴミ回収は無料で、他の回収サービスは料金が発生しますが、1個200円~1,000円程度で処分できるので安く抑えることができます。
ただし、ゴミの分別や運び出しなど手間がかかったり、自治体では引き取りできない品目もあるので事前確認が必要です。
不用品回収を10万円で処分してもらう時によくある質問
不用品回収を10万円で処分してもらう時によくある質問をご紹介します。
この質問内容を理解しておくことで、不用品をスムーズに処分することができるので、ぜひ参考にしてください。
不用品回収で10万円以上かかる不用品の量はどれくらいですか?
不用品回収で10万円以上かかる不用品の量の目安は、間取りが3LDKもしくは1軒家のすべての家財一式が積み込める量に相当します。
例えば、ゴミ屋敷や商業施設の移転などで大量の不用品が出る場合です。
一般の家庭で不用品回収を依頼する場合、10万円以上かかる可能性はかなり低いと思われます。
不用品回収でぼったくられたらどこに相談したら良いですか?
不用品回収業者にぼったくられたと感じたら、消費生活センターや警察に連絡してください。
消費生活センターであれば、消費者ホットライン「188」、警察であれば、警察相談専用電話「#9110」です。
弁護士に依頼して悪徳業者と交渉してもらう方法もありますが、まずは、消費生活センターもしくは警察に相談するのがおすすめです。
なぜ不用品回収業者を利用してはいけないのですか?
不用品回収業者を利用する際、悪徳業者に引っかかるリスクがあるためです。
しかし、優良な不用品回収業者に依頼すれば、適切な対応と料金で不用品を処分してもらえます。
悪徳業者と優良な不用品回収業者の見分け方を理解することが重要です。
参照:優良な不用品回収業者を選ぶポイント6選!失敗しない選び方ガイド
まとめ:不用品回収10万円が費用相場として妥当か判断した上で依頼をしよう
今回の記事では、不用品回収で10万円の見積もりを出された場合について解説してきました。
不用品回収10万円で回収できる不用品は、2~3LDKの家財一式が積み込みできる量です。
通常の家庭で不用品回収を依頼する場合、そこまでの量を回収してもらうことは考えにくいので、ぼったくりを疑っても良いかもしれません。
一方、10万円相当の不用品の分量で、予算を抑えたい時は、不用品の分別を行い、リサイクルショップや自治体のゴミ回収サービスを利用するのがおすすめです。
今回の記事を通して、不用品回収の適切な費用相場を確認して頂き、依頼する不用品の量が妥当かどうか判断した上で不用品回収業者に依頼するようにしてください。