不用品回収と引っ越しどちらが先?同時に行える業者と注意点も紹介
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引っ越しを検討するとき、このような悩みを抱えたことはありませんか?
引っ越しの時の不用品の処分タイミングは、個人の状況や目的に応じて選ぶことがおすすめです。
不用品回収の順序を誤ると、片付けに無駄な時間や労力がかかったり、必要なものを誤って処分してしまうことがあり、ストレスの原因となります。
本記事は、引っ越し時の不用品の処分に関するトラブルや対策についてお悩みの方に向けて、処分するタイミングごとのメリット・デメリットや、不用品回収に対応できる引っ越し業者を解説します。
引っ越しを検討される際の参考にしていただければ幸いです。
目次
結論:不用品回収と引っ越しの順序は、状況や目的に合わせた判断がベスト
結論からお伝えすると、不用品回収と引っ越しの順序は、個人の状況や目的に合わせて選ぶことが重要です。
なぜなら、不用品を引っ越し前に処分するか、後に処分するかは個人の状況によってメリット・デメリットが異なるからです。
計画的に引っ越しの準備ができる方は、引っ越し前に不用品を処分することで、荷造りや荷ほどきの手間を減らしたり、引っ越し費用を抑えたりできます。
しかし、仕事が忙しかったり急な引っ越しで準備が難しい場合、引っ越し前に不用品を処分すると、必要なものを誤って捨ててしまうリスクや引っ越し後に新たに不用品が出てくる可能性があります。
そのため、引っ越し後に必要なものと不要なものを確認した上で処分すれば安心です。これらを踏まえ、個人の状況や目的に合わせて最適な順序を選んでください。
引っ越し前に不用品を処分するメリット・デメリットを紹介
引っ越し前に不用品を処分することにはメリットとデメリットがあります。不用品を事前に処分することで荷物が減り、効率が良くなると感じるかもしれませんが、デメリットも存在します。
そのため、どちらの方法が自分にとって最適かを慎重に判断することが重要です。
引っ越し前に不用品を処分するメリット
引っ越し前に不用品を処分するデメリット
メリット①:引っ越し費用を抑えられる
引っ越し前に不用品を処分するメリットは、当日の引っ越し費用を抑えることができることです。引っ越しにかかる基本運賃は「標準引越運送約款」の基準を基に、荷物の量や移動距離、作業時間によって決まります。
そのため、引っ越しの際の荷物の量が減って作業時間が短縮されるので、引っ越し費用が安くなる可能性があります。
メリット②:引っ越しがスムーズに行える
引っ越し前に不用品を処分するメリットは、引っ越しがスムーズに行えることです。事前に不用品を処分しておくと、荷物の量が減るので、部屋の整理整頓が容易になり、荷造りが簡単になります。
具体的には、荷造りに必要な仕分けや詰込みの時間が短縮され、事前に準備する段ボールの量も少なく済むので効率的に作業が進みます。
メリット③:引っ越し後のストレスが減る
引っ越し前に不用品を処分するメリットは、引っ越し後のストレスが軽減されることです。事前に不用品を処分しておくことで、荷物の量が減り、引っ越し後の荷ほどきの作業や片付けが楽になります。
また、部屋のスペースを確保できるので、気持ち的にすっきりして、ストレス軽減につながります。
デメリット①:引っ越し後に不用品が出てくる可能性がある
引っ越し前に不用品を処分する際のデメリットは、引っ越し後に不用品が出てくる可能性があることです。
新居での生活が始まると、意外と使わないものが出てきたり、新しいレイアウトに合わない家具や家電があることに気づくことがあります。
このような場合、再び不用品の処分を業者に依頼することになり、追加の手間や費用が発生します。そのため、引っ越し前に不用品を処分する際には、新居の間取りも踏まえ、十分に考慮することが重要です。
デメリット②:時間の制約がある
引っ越し前に不用品を処分するためには、事前に不用品の仕分けや片付けの時間が必要です。しかし、仕事が忙しかったり、急な引っ越しが決まったりすると、十分な準備時間を確保できないことがあります。
その結果、処分すべきものが残ったり、必要なものを誤って捨ててしまうリスクが生じます。そのため、不用品を処分するための準備時間を前もって確保しておくことが重要です。
引っ越し時の不用品の処分方法4選
引っ越し時の不用品の処分方法について解説します。どのような不用品を、どれくらいの量で処分するかで最適な方法が変わります。
自治体の粗大ゴミ回収サービスで家具・家電を回収してもらったり、リサイクルショップに買取を依頼するなど様々です。今から具体的に解説しますのでぜひ参考にしてください。
処分方法 | 処分料金 | 処分の手間 | 処分までの早さ |
---|---|---|---|
自治体の粗大ゴミ回収サービス | 500円~ | 自分で運搬する必要がある | 最低でも1週間はかかる |
リサイクルショップ | 500円~ | 自分で運搬する必要がある | 早ければ即日 |
不用品回収業者 | 5000円~ | 不用品の仕分けをしておく | 早ければ即日 |
引っ越し業者 | 5000円~ | 不用品の仕分けをしておく | 引っ越し当日 |
自治体の粗大ごみ収集サービスを活用する
引っ越し時の不用品の処分方法として、自治体の粗大ごみ収集サービスを利用する方法があります。一般ごみは無料ですが、粗大ごみ回収は有料です。
粗大ゴミの定義は、1辺の長さが30cm以上としている自治体が多く、例えばベッドや冷蔵庫、洗濯機、テレビ、エアコンなどの品目です。
粗大ごみ回収サービスは各自治体のエリアによって予約方法や料金が異なるため、処分する際は事前に電話などで対応しているか問い合せてください。粗大ゴミとして処分する基本的な手順は以下の通りです。
- 自治体の粗大ごみ窓口に電話やオンラインで申し込み
- 処分費用に応じた「粗大ごみ処理券」を購入する
- 購入したシールを粗大ごみに貼り付ける
- 指定された日時に指定の場所に出す
リサイクルショップに持ち込み買取を依頼する
引っ越し時の不用品の処分方法として、リサイクルショップで買取してもらう方法があります。リユースできる不用品をリサイクルショップに持ち込むことで、現金に変えることができます。
不用品を買い取ってもらう際の注意点は、家具や洗濯機など、商品の状態を綺麗に整えること、ブランド品の場合は正規品であることを証明できる書類を用意することです。
ちなみに、高く買い取ってもらいやすい商品には、新しく状態の良いもの、人気ブランド品、または希少価値のある家具などのアンティーク品があります。このような商品はフリマアプリでも人気です。
なお、リサイクルショップによっては出張査定を行っている店舗もあるため、気軽に相談してみると良いでしょう。
不用品回収業者に処分や買取をお願いする
引っ越し時の不用品の処分方法として、不用品回収業者に依頼する方法があります。不用品回収業者に依頼すれば、その日に自宅まで回収してもらえるほか、まとめて回収・買取してくれるパックプランがあるので、非常に便利です。
不用品回収業者に依頼する際は、一般廃棄物処理業の許可を取得している業者なのか、料金がわかりやすく、口コミの評判が良いかどうか、回収エリアに入っているかなど、注意して選んでください。
また、「無料回収」「何でも回収します」など謳っているチラシを見て、十分な調査をせずに不用品回収業者に依頼することはおすすめできません。
回収後に無料のはずが、高額な請求をされたり、近隣への不法投棄などトラブルに巻き込まれる可能性があります。
引っ越し業者に不用品回収・買取をお願いする
引っ越し時の不用品の処分方法として、引っ越し業者に不用品回収・買取を依頼する方法があります。引っ越し当日に不用品もまとめて回収してくれるのでとても便利です。
また、引っ越し業者によって、不用品の買取もしてもらえます。しかし、不用品の回収は引っ越しの依頼をされた方のみしか対応できません。
また、不用品の種類によって引き取ってもらえない可能性もあるので事前に確認する必要があります。引き取ってもらえない不用品は自分で処分するか、不用品回収業者に対応してもらうことになるので余計な手間がかかります。
幅広い不用品を回収してもらうなら、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
引っ越し業者ランキング上位から厳選!不用品回収対応業者比較表
数ある引っ越し業者の中から、不用品回収に対応している業者を厳選し、ランキング形式でご紹介します。不用品の回収は一部の家具・家電に限られており、また、買取対応までしてくれる引っ越し業者は数少ない現状です。
この比較表を参考にして、引っ越し業者の選定に役立ててください。
引っ越し業者名 | サカイ引越センター | アート引越センター | アリさんマークの 引越社 |
人力引越社 | ハート引越センター |
---|---|---|---|---|---|
不用品回収 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ |
買取 | 〇 | ✕ | ✕ | ✕ | |
回収項目 | 家電リサイクル法対象製品・ピアノ | 家電リサイクル法対象製品 | 家電リサイクル法対象製品・他相談 | 家電リサイクル法対象製品・他相談 | ― |
公式サイト |
引っ越し業者の不用品回収を利用する際の注意点
引っ越し業者に不用品回収を依頼する際に知っておくべき注意点を紹介します。引っ越し業者が回収してくれる不用品は限られており、回収費用が高くなることもあるため、事前に見積もりを依頼しておくことが必要です。
以下で詳しく解説しますので、ぜひご参考ください。
・回収してもらえる品目を事前に確認しておく
・不用品回収業者よりも費用がかかることを把握しておく
・事前見積もりを複数の業者から取る必要がある
回収してもらえる品目を事前に確認しておく
引っ越し業者に不用品回収を依頼するときの注意点は、回収してもらえる品目を事前に確認しておくことです。その理由は、単品回収や回収可能な品目が少ない引っ越し業者が多いからです。
一部の不用品のみ回収されても、残った不用品は自分で処分しなければならないため余計な手間がかかります。
引っ越し業者が回収してくれる品目は、家電リサイクル法対象の4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機)、一部の家具類、CD、書籍、洋服といったものに限定されることが多いです。
一方、全く不用品を引き取らない引っ越し業者もあるので注意が必要です。
不用品回収業者よりも費用がかかることを把握しておく
引っ越し業者に不用品回収を依頼するとき、不用品回収業者よりも費用がかかることがあります。
家電リサイクル法対象の品目を回収してもらう場合、法律で定められたリサイクル料金に加えて引っ越し業者の手数料がかかります。
例えば、冷蔵庫のリサイクル料金が約3,600円とした場合、引っ越し業者の手数料数千円が上乗せされるので、約7,000円程度です。
単品で見積もり依頼すれば安いかもしれませんが、複数回収してもらうと費用が重なり結果的に高くなります。
不用品回収業者の場合、リサイクル料金は費用の中に別途組み込まれますが、積み放題のパック料金を利用すれば10,000円から18,000円程度で大量の不用品を回収できるのでお得になる可能性があります。
事前見積もりを複数の業者から取る必要がある
引っ越し業者に不用品回収を依頼する際は、事前に複数の業者から見積もりを取ることが必要です。引っ越し業者によって、回収料金の設定や対応可能な品目、リサイクル費用、買取価格が異なるからです。
安易に業者を決めてしまうと、希望する品目が回収されなかったり、予想以上の費用がかかることがあります。しかし、自分の希望に合った業者を見つけるのは簡単ではありません。
そのため、複数の引っ越し業者から見積もりを取り、パック内容など各項目をしっかり比較・検討し、後でトラブルにならないように慎重に選んでください。
不用品回収と引っ越しをしたい人からよくある質問
不用品回収と引っ越しをしたい人から良くある質問をご紹介します。引っ越しと不用品回収のタイミングや予約時期など知っておくと安心です。今後、引っ越しを検討する際の参考にしてください。
不用品回収は引っ越しの前にするべきなのか、それとも後が良いのか?
不用品回収は引っ越しの前にすることをお勧めします。その理由は、引っ越し前に部屋の不用品を整理して処分することで、荷造り作業や片付け、引っ越し後の荷ほどきが楽になるからです。
また、不用品を回収してもらうことにより、荷物の量が減り、引っ越し費用を抑えることができます。ただし、引っ越し前の仕分けや片付けに時間がかかったり、引っ越し後に不用品が出てくる可能性もあります。
個人の状況によってどちらが良いか異なりますが、コストや手間を考慮するなら引っ越し前に回収してもらうのがおすすめです。
引っ越し業者に依頼する不用品回収は、どのくらい前に予約する必要がありますか?
引っ越し業者に不用品回収を依頼する場合は、引っ越し当日の1週間前から1ヵ月前に予約すると安心です。3月から4月の繁忙期であれば1ヵ月前から2ヵ月前に予約するのが理想です。
早めに予約を取ることで、希望の日程に引っ越しができる、事前準備を計画的に行える、などのメリットがあります。
合わせて、キャンセルポリシーも確認しておくことで、複数の業者から見積もりを取って比較・検討する時間も確保できます。
費用を抑えたい場合、引っ越しの際に不用品を処分する最適なタイミングはいつか?
費用を抑えたい場合、不用品を処分する最適なタイミングは2週間前から3週間前です。これは、費用を抑えて処分するためには、必要な日数がかかるためです。
費用を抑えて不用品を処分する方法は、回収する種類や量で変わります。例えば、フリマアプリを利用して現金に換える場合、取り引きが成立するまで1週間から2週間程度かかります。
また、自治体の粗大ゴミ回収サービスを利用する場合、申請してから処分の指定日まで1週間程度はかかるでしょう。引っ越しの希望日からできるだけ早めに不用品を処分する計画をたてることが重要です。
まとめ:ニーズに応じて引っ越しと不用品回収の順序を選ぼう
引っ越しと不用品回収は個人のニーズに合わせて順序を選ぶことが重要です。引っ越し前に不用品回収を行うことで、コストの削減や作業の手間を少なくできます。
しかし、仕事が忙しく、時間が無い方が急いで不用品回収を行うと、引っ越し後に不用品が残ったり、必要なものを誤って捨ててしまうリスクがあります。
引っ越し後の不用品回収は、引っ越し時の作業の手間はかかりますが、新居の片付けが落ち着いてから不用品を処分しても構いません。
引っ越しを検討されている方は、現状やニーズを考慮し、不用品回収の順序を選んでください。