不用品回収の費用相場【処分方法・部屋の広さ・プラン】別で紹介
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家庭や会社で定期的に出る不用品を処分しようと考えた時、このような疑問を抱えたことはありませんか?
不用品回収にかかる費用は、不用品の量や品目、処分方法によって異なるので、個人の状況に合った方法を選択することが大切です。
しかし、不用品回収の費用相場を知らないと、余分な出費や悪質業者による高額請求を受けるリスクがあります。
今回の記事を通して、不用品回収の費用相場や処分方法を理解することで、状況に合った最適な処分方法を理解することができます。
これから不用品を処分する際に、本記事をぜひ活用してください。
不用品回収の費用相場【処分方法別】
不用品回収の費用相場を処分方法別に解説します。
不用品を処分する場合、不用品の品目や量によって最適な処分方法や費用が異なるので、ぜひ参考にしてください。
処分方法 | 処分料金 | 処分の手間 | 処分までの早さ |
---|---|---|---|
自治体の不燃ごみに出す | 無料 | 自分で運搬する必要がある、解体作業の手間がかかる場合もある | 最短で1週間以内 |
粗大ごみ回収サービス | 500円~ | 自分で運搬する必要がある | 最短で1週間以内 |
ごみ処理場に持ち込んで処分 | 500円~ | 自分で運搬する必要がある | 最短で即日 |
リサイクルショップに持ち込んで買取または引き取り | 500円~(買取)、無料(引取) | 自分で運搬する必要がある | 最短で即日 |
引っ越し業者に依頼して処分 | 500円~(買取)、見積り依頼(引取) | 特に無し | 最短で1週間以内 |
家具販売店またはホームセンターで処分 | 500円~(買取)、4,400円~(引取) | 配送時に引渡し、または自分で運搬する必要がある | 最短で1週間以内 |
不用品回収業者 | 5,000円~ | 特になし | 最短で即日 |
住まいの自治体による回収サービスを利用した時の費用
不用品を処分する際、最初に考えるのが地域の一般ごみや粗大ゴミに出す方法です。料金は無料、または低料金で処分できるので最適な処分方法の一つです。
以下に自治体のゴミ処理サービスの種類と料金について説明します。
一般ごみに出して処分してもらう
家庭で頻繁に利用されている一般ごみは、燃えるごみと不燃ごみがあります。
地域によってルールは異なりますが、各家庭でごみを分別して、決められた曜日と場所に出せば回収してもらえる仕組みです。
一般ごみ回収の料金は無料です。ただし、一般ごみで処分できない品目もあります。
例えば、一辺が30㎝以上の金属、プラスチック、木材、家電製品、パソコン、危険物などです。詳細は、自治体のウェブサイトを確認してください。
粗大ゴミ回収サービスに依頼して処分してもらう
一般ごみで回収してもらえない不用品は、自治体の粗大ゴミ回収サービスを利用して処分できます。
粗大ゴミ回収サービスは事前の予約が必要なので、自治体のルールに従ってください。
一般的な自治体の粗大ゴミ回収の手順は以下の通りです。
- 自治体の粗大ゴミ窓口に電話やオンラインで申し込み
- 処分費用に応じた「粗大ごみ処理券」を購入する
- 購入したシールを不用品に貼り付ける
- 指定された日時に指定の場所に出す
粗大ゴミ回収サービスの料金は、1品目ごとにかかります。各品目によって料金が異なり、400円~1,000円程度で処分できます。
ただし、粗大ゴミ回収サービスで引き取ってもらえない品目があります。例えば、家電リサイクル法対象製品(テレビ、エアコンなど)、資源有効利用促進法対象製品(パソコンなど)、危険物や各企業が排出する産業廃棄物などが含まれます。
粗大ゴミ回収サービスを利用する場合は、地域のルールに従って処分するようにしましょう。
地域のゴミ処理施設に持ち込んで処分してもらう
一般ごみで回収してもらえない不用品は、地域のゴミ処理施設に持ち込んで処分することも可能です。
予約不要で引き取ってもらえる施設もあるので、すぐに処分したい場合におすすめの方法です。
料金は、品目によって異なり、500円~1,500円程度で処分できます。
ただし、ゴミ処理施設で引き取ってもらえない品目があります。例えば、家電リサイクル法対象製品(テレビ、エアコンなど)、資源有効利用促進法対象製品(パソコンなど)、危険物、各企業が出すような産業廃棄物などです。
地域のゴミ処理施設を利用する場合は、ルールに従って処分するようにしましょう。
リサイクルショップに持ち込んで買取または引き取ってもらった時の費用
リサイクルショップに不用品を持ち込んで買取、または引き取ってもらうことができます。
買取の場合、品目のブランドや状態を査定された上で買取金額が決まります。また、買取できない不用品は、無料で引き取ってくれる店舗がほとんどです。
ただし、リサイクルショップで引き取りできない品目があります。引き取りできない主な品目は以下の通りです。
- 凶器、武器
- 医療機器、薬品
- 盗まれた品物
- 有名ブランドの模倣品
- 政府や公的機関の物品、制服
- 個人情報が記載されている物品
- PSCマークが付いていないヘルメット、石油ストーブなど
- 防犯登録の抹消手続きが完了していない自転車
リサイクルショップで不用品を処分する場合は、事前に問い合わせて確認することが重要です。
引っ越し業者に依頼して処分してもらう時の費用
引っ越し業者に依頼して処分してもらう場合の費用について説明します。
不用品を処分してもらう場合は、引っ越し業務を依頼していることが前提条件です。
各引っ越し業者の引き取り条件や費用について解説していきます。
アップル引越センター:買取もしくは有料で引き取り
アップル引越センターの不用品引き取りサービスを利用して不用品を処分することができます。
引っ越し時に、不用品を買取もしくは有料で引き取りが可能です。基本的な家具、家電は回収してもらえますが、品目によって引き取りできない可能性もあるので事前に確認してください。
また、買取条件や引き取り料金は不用品の状態やブランド、大きさ、重量によって異なるので引っ越し前に見積もりを取得することが重要です。
トレファク引越:買取のみ引き取り
トレファク引越の買取サービスを利用すれば、引っ越し時に不用品の買取のみ引き取りが可能です。
買取してもらう場合、不用品の品目や状態など一定の条件があるので、事前に確認してください。
サカイ引越センター:不用品の引き取り可能なエリア有り
サカイ引越センターは、引っ越し時に不用品を回収してくれます。引き取り対象は、家電リサイクル法対象製品(テレビ・エアコン・洗濯機・乾燥機・冷蔵庫)です。
品目によって回収料金は異なるので、事前に依頼される引っ越し業者に確認してください。
家電リサイクル法対象製品以外の不用品について、委任状を預ければ、引き取りしてもらえるエリアもあります。事前に問い合わせて確認しておくことが大切です
家具専門店またはホームセンターに引き取ってもらう時の費用
不用品を家具専門店またはホームセンターに引き取ってもらう時の費用について解説します。
各店舗によって引き取り条件が異なるので、処分を依頼する場合は問い合わせて確認してください。
ニトリ:4,400円で引き取り
ニトリの家具回収サービスを利用すれば、不用品を引き取ってもらうことが可能です。
ただし、新規で購入した家具類と「同容量」もしくは「同数量」で、一回の注文につき4,400円かかります。また、処分する品物は玄関まで運んでおく必要があるので注意しておいてください。
IKEA:買取のみ引き取り
IKEAの家具買取サービスを利用することで不用品を買取ってもらうことができます。状態が良く、再利用できる品目であれば買取に出すのがおすすめです。
ただし、買取してもらう場合、不用品をIKEAの店舗に持ち込む必要があるので注意してください。
不用品が買取可能かを確認してから店舗に持ち込むと良いでしょう。
不用品回収業者に依頼して処分してもらう時の費用相場【プラン別で紹介】
不用品回収業者に不用品を処分してもらう場合の費用相場を解説します。
不用品回収業者に依頼する最大のメリットは、パック料金が設定されていることが多いため、大量の不用品をまとめて回収してもらえることです。
ただし、パック料金には車両によって最大積載量が決まっています。
以下に詳細を説明するので、ぜひ参考にしてください。
不用品単品で依頼
不用品を単品で依頼する場合、品目にもよりますが、費用相場は5,000円~8,000円程度になります。
費用の内訳としては、基本料金(人件費、運搬費、出張費など)3000円~5000円に各品目の回収費が上乗せされた料金となっています。
大型の家具類やピアノなど重量やサイズが大きく、自宅から運び出すのが困難な場合は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
軽トラック(一人暮らしの荷物)
軽トラックのパック料金は約1.5万円~3万円です。軽トラックの広さは、およそ1.5~2㎥で、高さ1mまで荷物を積むことができます。
最大積載量は350㎏(運転手含む)で、作業員1名が含まれています。荷物の量は、1人暮らしで使用する荷物一式が目安です。
軽トラックのサイズは限られているため、不用品の量が少ない家庭や、引っ越し時の軽い荷物整理に適しています。
2tトラック(2DK~3DK程度の荷物量)
2tトラックのパック料金は約3万円~6万円です。軽トラックの広さは、およそ3~4㎥で、高さ1mまで荷物を積むことができます。
最大積載量はその名の通り2,000㎏で、作業員2名が含まれています。荷物の量は、3人家族で使用する家財一式が目安です。
大きな家具や家電など、回収可能な荷物が多い場合には、引っ越しや断捨離で大量の不用品が出た際にとても便利です。
4tトラック(1軒家分の荷物量)
4tトラックのパック料金は約6万円~10万円以上で、不用品回収業者が保有する最大のサイズです。4tトラックの広さは、軽トラックのおよそ4台分の荷物を積むことができます。
作業員は基本的に2名で、荷物の量は一戸建ての家財一式を回収できるほどの量が回収可能です。
例えば、ゴミ屋敷の不用品回収や商業施設、オフィスからの大規模な不用品処分の場合などに適しています。
ただし、不用品回収業者によって4tトラックを所有してない場合もあるので事前に確認しておきましょう。
不用品回収の費用相場【部屋の広さ別】
部屋の広さ別の不用品回収の費用相場を整理すると以下の通りです。
部屋の広さ | 処分量 | 料金 |
---|---|---|
1R | 軽トラック1台分(最大350kg) | 1.5万円~3万円 |
1DK | 1tトラック1台分 | 2万円~3万円 |
1LDK~2LDK | 2tトラック1台分 | 3万円~6万円 |
1軒家 | 4tトラック1台分 | 6万円~10万円以上 |
不用品回収の費用でよくある質問
不用品回収の費用について、よくある質問をご紹介します。
この内容を理解することで、不用品をスムーズに処分することができるので、ぜひ参考にしてください。
不用品回収業者はぼったくられるから利用しない方がいいの?
不用品回収業者には、悪質な業者が存在するのは事実です。しかし、信頼できる不用品回収業者を選べば問題ありません。
悪徳業者の特徴は、「無料回収」を謳ったチラシを投函している業者や近所をトラックで巡回している業者などです。
不用品回収業者に依頼する場合は、このような業者にはくれぐれも注意してください。
優良な不用品回収業者はどうやって探すの?
優良な不用品回収業者を探すための主なポイントは以下の通りです。
- 一般廃棄物収集運搬許可証を取得している
- ホームページで会社の所在地が確認できる
- 口コミや評判が良い
- スタッフの対応が良い
- 料金設定が明確である
以上の点を参考に、信頼できる不用品回収業者を探してください。
参照:優良な不用品回収業者を選ぶポイント6選!失敗しない選び方ガイド
不用品を処分するのに一番安い方法は?
不用品を処分するのに一番安い方法は、自治体のゴミ収集サービスを利用することです。または、リサイクルショップに買取してもらう方法もあります。
しかし、不用品の品目、量、処分時期などによって最適な処分方法は異なります。個人の状況に合った方法で処分することが大切です。
分別が難しい不用品は処分してくれますか?
不用品回収業者であれば、分別が難しい不用品を適切に処分してくれます。
例えば、木材や金属が含まれているベッドやテーブル、家電リサイクル法対象製品などです。
ただし、生ごみ類、医療機器、危険物などは引き取ってもらえないので、注意してください。
家財処分にかかる費用相場はいくらですか?
家財処分する品目や量によって費用相場は異なります。
不用品の量が多い場合は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
1Rの家財一式の費用相場は3万円~6万円、2LDKで10万円~15万円、1軒家になると20万円~40万円程度が相場です。
まとめ:不用品回収の費用は、処分方法によって料金が異なるので、状況を見極めて選択しよう
今回の記事では、不用品回収の費用について解説してきました。
不用品回収の費用は、不用品の量や品目、処分方法により異なるため、自分の状況に適した方法を選ぶことが重要です。
例えば、テーブルを処分するなら、自治体の粗大ゴミ回収サービスを利用すると安価で処分できます。
一方で、テレビやエアコン、ベッドなど不用品が多い場合は、不用品回収業者に依頼すると費用はかかりますが、時間や手間を省けて便利です。
しかし、不用品回収の費用相場を知らないと余分な費用が発生する可能性があります。
不用品を処分する際は、処分方法や費用相場を十分に理解した上で、最適な方法を選択することが大切です。